結婚式の演出やアイテムは決めたけど、当日の流れがイマイチ把握できていない。
そう感じている新郎新婦さまも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家族婚の1日の流れについてご紹介をしていきたいと思います。
家族婚だとゲストが基本、家族だけになるので受付のスペースや挙式の始め方、会食中の流れなど、どのようにしたらいいのかと疑問に思っている方も多いかと思います。
また人数が少ない分、『時間が空いて手持ち無沙汰にならないか心配』という声も多く聞かれます。
今回、この記事を最後まで読んでいただくと、
☑︎家族婚の1日の流れが全て分かる
☑︎当日にバタバタ慌てずに過ごせる
☑︎会食中の間延びを防げる
と、いうメリットがあります。
それぞれの流れとともに必ず押さえていただきたい注意ポイントもお伝えしていきますので、ぜひ、最後までご覧いただき参考にしてみてください!
新郎新婦入館
当日の入館について
当日、新郎新婦さまは結婚式が始まる2時間〜2時間半前に会場に入館をします。
入館後は新婦さまの支度にほとんど時間がかかるので、新郎さまは1時間前くらいの入館でも本当は間に合います。
しかし、1時間前の入館になると他のゲストとの入館時間とかぶる可能性もあるので新婦さまと一緒な時間に入館をするか、新婦さまよりも気持ち遅いくらいの入館をオススメします。
また、当日しか預かれない荷物などもあるので、忘れ物がないかの確認も含めて余裕を持った行動が1番です!(忘れ物をして当日、新郎さまが家まで取りに帰るケースが何回もありました・・。)
☑︎当日バタバタしないように忘れ物がないか事前に確認をしておこう!
家族入館
両親の入館
挙式の1時間前には親御さまも会場に入館をします。
お母さまが挙式会場で留袖の着付けを頼んでいる場合は、挙式の1時間前に仕上がるように支度をしてもらうので着付け時間に合わせて入館をします。
ただし、参列するのが家族だけの場合、必ずしも1時間前の入館が絶対ではありません。
会食中はもちろん、式だけを見に来るゲストもおらず、お出迎えが必要なさそうであれば正直親御さまは挙式の30分前の入館でも余裕があります。
しかし、当日にバージンロードの歩くリハーサルや立会人などのリハーサルがある場合もありますので式場スタッフと相談をして入館時間を決めるようにしましょう。
☑︎事前に親御さまのリハーサルの有無を確認しよう!
家族婚の受付の流れ
家族婚に受付は必要?
家族婚で気になるのが、受付は必要なのかということですが、受付は家族だけの場合は『ない』ケースが非常に多いです。
人数が少ないため、席次表などのペーパーアイテムもなくご祝儀を集める必要性もないので受付を設けず、そのまま待合室に入って挙式時間まで待っていただく形になります。
しかし、家族婚でも親族の列席がある場合や、挙式だけ見に来るゲストがいる場合は受付スペースがあると芳名帳に名前を書いてもらったり、ウェルカムボードなどを飾ると華やかさも出るので受付スペースがあるのがオススメです。
また、親族を招待している場合は、お互いの親族を紹介しあう『親族紹介』の場を設ける場合もあります。
親族紹介は両家のお父様(もしくはお母様)から自分の親族を順番に相手方に紹介する場になります。
必ずしも必要ではありませんが、少人数の会食の場合は特に、誰が誰かを分かっているとお酌に行きやすかったり、会食中の会話も弾むのでオススメです。
また、挙式だけ見に来るゲストが多いようであれば、待合室でのおもてなしがあると大変喜ばれます。
☑︎待合時間を親族紹介やウェルカムスペースを使って有効活用しよう!
家族婚の挙式中の流れ
家族だけの結婚式
家族婚の挙式も大人数の挙式も挙式の内容に違いはありません。
教会式、人前式、神前式で挙式の内容が変わってきます。
人前式の場合は、自分たちで挙式の流れを決めることができるので、家族の絆を挙式でさらに深めたい方にはオススメです。
まだ、挙式スタイルを迷っている方は挙式スタイルの違いによって式の流れや雰囲気が変わってくるので自分たちが挙げたい家族婚のスタイルをイメージしてみてください。
家族婚の挙式後の流れ
家族婚の挙式後の演出
家族だけの結婚式だと、挙式が終わった後の時間をどのように過ごせばいいか分からないという方も多いかと思います。
友人やゲストがいる場合は、ブーケトスをしたりプチギフトを配ったり、バルーンを飛ばしたりと演出も多くありますが、家族だけの場合はそういった演出を取り入れる方はほとんどいません。
では、どのように時間を過ごしているかというと
ほとんど写真タイムのお時間に当てています。
逆に言うと、他のゲストがいない分、新郎新婦さまと自由に何回でも写真が撮り放題なのです!
正直、ゲストが多い結婚式だと新郎新婦さまと親御さまでほとんど写真を撮ることが出来ません。
撮れたとしても『家族全員で写っている写真1枚』と、いうケースが非常に多いです。
しかし家族婚の場合、写真を撮る時間が多く他のゲストもいないため、家族の集合写真はもちろん、2ショットや両家一緒になど色々なパターンで写真を残すことが出来ます。
この時間を使ってお気に入りの写真を何枚でも撮っていきましょう。
家族婚の会食中の流れ
祝辞・乾杯は誰がする?
大人数の披露宴や親族のいる会食では、祝辞や乾杯のご発声を会社の上司や親族にお願いするケースがほとんどですが、家族だけの会食の場合は決まりは特にありません。
家族だけの場合は、特に祝辞も必要ないので乾杯のご発声をどなたにお願いするかになります。
両家のお父さまのどちらかでもいいですし、新郎さまが乾杯の音頭を取っても大丈夫です。
しかし、勝手に決めてしまうと角が立つ場合は、両家でしっかりと相談をして決めていきましょう。
例えば、家族婚の費用を新郎家で負担しているのであれば新郎のお父さまが乾杯のご発声をする方が角が立ちませんし、新郎新婦さまで負担しているのであれば新郎さまがホスト側になるので挨拶も兼ねて乾杯をするのも素敵です。
☑︎乾杯の挨拶を決める際はしっかりと両家で話し合いをしよう!
家族婚の演出の流れ
家族婚でもできる演出は?
家族婚で1番心配されるのが、会食中の『間』ではないでしょうか。
2時間半ある会食の中で『ただ料理を食べているだけでは間が持たない』そう心配される新郎新婦さまはとても多いです。
しかし、安心していただきたいのは家族婚でも会食中に盛り上がる『演出』を取り入れることができるということです。
むしろ、家族しかいないからこそ大人数の披露宴では不可能な距離感が近い絆を深められる演出を楽しんでいただくことができます。
また、家族婚でもケーキ入刀の演出はされる方が非常に多いです。
ケーキ入刀は演出としても盛り上がりますし、シャッターチャンスもたくさんあります。
ケーキは幸せのお裾分けで、コース料理の最後にデザートとしてもお出しできるので一石二鳥の演出方法になります。
ケーキカットはケーキ以外のものでも『夫婦初めての共同作業』として取り入れることができます。
また、家族婚は必ずしも2時間半の時間を使い切らないといけないわけではありません。
もし、お食事が早く終わって時間が余るようであれば早めのお開きにするケースもあります。
もともと、料理コースの品数が少なめの場合は式場側と相談をし、事前に会食時間を短めに設定しておくと帰りのタクシー手配などもスムーズにできます。
☑︎会食中に演出を入れない場合は、料理コースの兼ね合いを見て会食時間を決めよう!
家族婚の会食締めの流れ
家族婚に手紙と贈呈は必要?
披露宴では、宴の最後に新婦さまからの手紙の朗読と両親への贈呈がありますが『家族婚では手紙と贈呈は必要なのか?』と、いうことをよく聞かれます。
結論としては、『ぜひ、取り入れてください!』とお伝えしています。
家族婚は家族の絆を深めることができる挙式スタイルです。
照れ臭さもありますが、結婚式でしか伝えられない感謝の気持ちがたくさんあります。
タイミングとしては、披露宴と同様お開きの前に行います。
新郎新婦さまと親御さまが向かい合うように立ち、新婦さまが親御さまへお手紙を読みます。
お手紙がどうしても恥ずかしい場合は手紙以外の方法で感謝の気持ちを届けることもできます。
そして手紙の後は、贈呈品を親御さまの元へ届けに行きましょう。
贈呈品は花束が一般的には多いですが、形に残せるものも素敵です。
贈呈品に決まりはないので親御さまに喜ばれそうなものをぜひ、お2人で考えていきましょう。
贈呈が終わった後は、締めの挨拶を両家のお父さまか新郎さまからいただきましょう。
最後に締めの挨拶があると会食全体に締まりがでます。
その後にお開きという流れがスマートです。
これで完璧!【家族婚の1日の流れ】と必ず押さえておきたい注意点!まとめ
1日の流れをイメージして家族婚を創り上げよう
いかがでしたでしょうか。
家族婚には、大人数の結婚式では取り入れられないものがたくさんあります。
家族婚だからこそ、両家の絆を深め一生の思い出に残る結婚式を挙げることができます。
家族婚のイメージを創り上げて素敵な結婚式を挙げていきましょう!
プレ花嫁専用ブログ
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このブログでは12年間ウェディングプランーをしていた経験を活かして、結婚式を控える花嫁さんや結婚式の準備中の花嫁さんに役立つアイディアや、現場にいたからこそ伝えられる結婚式を挙げる上でのポイントなどを書いています。
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