挙式には色々なスタイルがあり、『教会式』や『神前式』『仏前式』など選ぶスタイルによって式の流れや衣装も変わってきます。
今回、ご紹介をする『人前式』は、他の挙式と違い式の流れや衣装に決まりがありません。
しかし、決まりがなく全て自分たちで決めるとなると、何をしてどのような演出を取り入れたらいいのか分からないという方も多いかと思います。
そこで今回は、人前式を家族のみの挙式で挙げる際にオススメな演出方法や挙式の流れについてご紹介をしていきます。
この記事を最後まで読んでいただくと、
☑︎人前式の演出に迷わない
☑︎家族だけでも人前式を盛り上げられる
☑︎両家の家族と絆を深めることができる
というメリットがあります。
ぜひ、最後まで読んでいただき思い出に残る家族婚を挙げていきましょう!
人前式とはどんな結婚式?
人前式の特徴
先ほどもご紹介をしましたが、結婚式には色々な形式の挙式スタイルがあります。
その中でも人前式は、式の形式の中でも1番カジュアルで挙式の進行や衣装、演出に決まりがなく自由な挙式スタイルになります。
また、他の挙式が神や仏に誓いを立てるのに対し、人前式は列席してくれたゲストを証人に誓いを立てるものになります。
そのため、家族だけで結婚式を挙げる家族婚では、人前式を行う=家族に対して結婚の誓いを立てる挙式になります。
挙式によって流れや誓う人も変わってくるんだね
人前式は決まりがない分、自分たちの思いをカタチにしやすいんだよ
人前式の進行はどういう流れで進む?
人前式の流れ
人前式には決まったカタチの進行がなく、自分たちが希望する式の流れをつくることができます。
とは言っても、すべて1から挙式の流れを作るのはなかなかハードではないでしょうか。
そこで、人前式中に行うこととして、他の挙式スタイルとも共通する
・指輪の交換
・ウェディングキス
・結婚証明書へのサイン
こちらの3つは夫婦の誓いとして進行に組み込むことをおすすめします。
人前式のシンプルな流れとしては、
新郎入場
↓
新婦入場
↓
結婚の誓い署名
↓
指輪の交換
↓
ウェディングキス
↓
退場
このような流れになります。
この進行をもとに自分たちの結婚式に取り入れたい演出を盛り込んでいきましょう。
自分たちで進行を決められるのはワクワクするね!だけど、どういう演出を取り入れたらいいのか分からないなぁ
人前式では家族婚にぴったりの演出がたくさんあるよ!人気の演出を紹介していくね!
人前式での演出はどういったものがある?
人前式で人気の演出
人前式の演出には、きまりがないので自分たちが取り入れたい内容の演出を取り入れていくことができます。
その中でも家族婚の人前式でオススメをしたい演出が、
☑︎ダーズンローズセレモニー
☑︎指輪のセレモニー
☑︎結婚証明書の誓い
☑︎シャンパンセレモニー
☑︎バルーンセレモニー
こちらの5つになります。
こちらの演出を取り入れていく場面も、入場のシーンや式の中盤、退場のシーンと数多くあります。
そこで1つずつ演出内容について細かくご紹介をしていきます。
人前式での演出①ダーズンローズセレモニー
入場で取り入れたい演出
まず最初にご紹介をするのが、ダーズンローズセレモニーです。
ダーズンローズセレモニーはヨーロッパで古くから伝わる風習で、新郎さまが12本のバラを新婦へ贈りプロポーズ、その返事に新婦さまがバラを1輪新郎に渡す演出になります。
12本のバラには、
愛情・情熱・永遠・感謝・誠実・真実・栄光・努力・幸福・希望・尊敬・信頼
という意味がそれぞれあります。
これが現代のブーケとブートニアの由来になっています。
この演出を人前式で行う方法は、新郎さまが入場をする際に、家族1人1人から12本のバラを1輪1輪受け取りながらバージンロードを歩いて入場をしていきます。
新婦さまが入場し新郎さまのもとへ来た時、新郎さまから新婦さまへ誓いの愛の証として12本のバラの花束を渡します。
新婦さまはその返事として新郎さまの胸ポケットにバラの花を1輪さしてあげます。
両家の家族からバラを受け取ることで家族全員で参加できるセレモニーになり、両家の絆を深めることができます。
ダーズンローズセレモニーを人前式に取り入れて、入場シーンを華やかに演出してみてはいかがでしょうか。
人前式での演出②指輪のセレモニー
式の中盤で行う演出
指輪のセレモニーは指輪交換の際に行う演出になります。
通常、指輪交換の際は牧師先生など式を司る方から渡されて指輪交換を行いますが、この指輪のセレモニーはゲストから結婚指輪を届けてもらう演出になります。
新郎新婦さまの指輪を長いリボンに通し、バージンロードの1番後ろのゲストから順に前にいるゲストにリボンを伝って届けます。
最後に受け取った親御さま(もしくは兄弟や甥っ子さんなど)が新郎新婦さまの元へリングピローにのせて運び、指輪の交換を行います。
指輪をプランナーが運んで新郎新婦さまにお渡しするより、家族から家族へ順に渡されてきた指輪で結婚指輪の交換を行うことで重みが増し誓いを立てることができます。
当たり前の流れになっている指輪交換のシーンも、ひと工夫入れて思い出に残るシーンを演出してみてはいかがでしょうか。
人前式での演出③結婚証明書の誓い
式の中盤で行う演出
新郎新婦さまの結婚を証明する『結婚証明書』の内容も人前式では自由に決めることができます。
教会式での誓いは、
『私はその健やかなる時も、病む時も、豊かな時も、貧しい時も・・』
というような内容のものになりますが、
人前式では自分たち自身の言葉で2人の誓いの約束を作り出すことができます。
結婚証明書にお互い誓いたいことを書き、世界でひとつだけの証明書をつくります。
『私たちは夫婦としてお互いを支え合い、新しい家族として共に生きていくことを家族の前で証明します』
というかっちりした内容や、
『私たちはお互いに3つの誓いをたてます
①年に1回は2で旅行にいきます
②結婚記念日は必ずお祝いをします
③ケンカをしても1日で仲直りをします』
といようなカジュアルな内容でもOKです。
自分たちの望むスタイルに合う結婚証明書をつくってみてください。
結婚証明書は紙以外にもガラスに誓いの言葉と挙式日や名前が刻印できる結婚証明書もあります。
オシャレでインテリアとしてお家に飾っておくこともできるので、好きなデザインのものを見つけて結婚証明書を作っていきましょう。
価格:13200円 |
人前式での演出④シャンパンセレモニー
退場前の演出
人前式の退場の前に締めの演出を入れることで人前式全体を一気に締めることができます。
退場前の演出としてオススメしたいものが、『シャンパンセレモニー』です。
シャンパンセレモニーは、無事結婚の儀式が終わった新郎新婦さまを祝福し全員でシャンパンの乾杯を行う演出になります。
人前式のひと通りの流れが終わったら、新郎新婦とゲストにシャンパンを配ってもらいます。
新郎さまからの音頭で
『両家の新しい未来に乾杯!』
『新しい家族の誕生の乾杯!』
という風に乾杯の音頭をとります。
シャンパンセレモニーを行うことで人前式ならではのアットホーム感を出すことができます。
そして更にプラスαの演出としてこのシャンパンを新郎新婦さまから家族のグラスに注ぐこともできます。
会場のスタッフが注ぎに行くよりも、新郎新婦さまから家族にシャンパンを注ぐことで家族の距離がグッと縮まり和やかな雰囲気にすることができます。
退場前にシャンパンを使った おめでたい演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。
人前式での演出⑤バルーンセレモニー
退場前の演出
最後に紹介をするのは『バルーンリリースのセレモニー』です。
挙式の後にゲスト全員で風船を飛ばす演出を見たことがあるかもしれませんが、この演出を人前式の中で行なっていきます。
こちらの演出は、人前式を外で行う場合のみできる演出になりますが、青空のもとバルーンを飛ばす演出は新しい夫婦のはじまりにぴったりな演出です。
バルーンセレモニーの流れとしては、新郎新婦さまの退場の前に家族と新郎新婦さまに風船を配ります。
風船を飛ばす前に、先ほどの乾杯の発声と同じように、
『新しい家族の誕生にバルーンを飛ばして祝福しましょう!』
『家族の思い出をのせてバルーンリリースを行います!』
というような掛け声をかけ、全員で
『3・2・1』
とカウントダウンをしてバルーンを飛ばしましょう。
バルーンがあるだけで挙式が一気に華やかになります。人前式が一気に華やかで笑顔が溢れる式になります。
人前式はどこで挙げるのがオススメ?
人前式の会場選び
人前式は決まりがない分、挙式会場となる場所もきまりがなく、無数にあると思われるかもしれませんが、基本的に人前式はキリスト教式や神前式が行われる場所では挙げることができません。
キリスト教式や神前式は『神』に誓う挙式スタイルになるので『人』に誓う人前式は断られることがほとんどです。
そのため、挙式会場の雰囲気がいいと思って選んだ式場でも挙式会場が使えないため、ガーデンや披露宴会場など『別スペース』で挙げる場合が多くなります。
そのため、人前式を挙げる場合は事前にどのスペースで挙げられるかを確認した上で式場を決めることをオススメします。
かと言って、人前式となる会場をすべて見学するとなると時間的にかなり厳しくなります。
そこでオススメしたいのが、ハナユメウエディングデスクの利用です。
ハナユメウェディングカウンターでは、式場見学に行く前に自分たちの理想に合う結婚式場を探してくれる相談所になります。
まずはハナユメ相談カウンターで、大方の希望を伝えます。
・挙式のスタイル
・予算の範囲
・希望の日取り
・大体の列席人数
・料理へのこだわり
・着たいドレスブランドなど
自分たちの希望を伝えることで人前式が挙げられる式場、どんな雰囲気で挙げられるか、予算など全て教えてもらうことができます。
これなら、全ての式場を見学する必要はなく気になったところだけ実際に見てみることができるのでかなり効率がよくなります。
何より、第三者が公平な立場で式場を探してくれるので式場が決まったあとに、
『思っていたのと違う!』
『見積もりより予算が上がりすぎている!』
『別の式場にすればよかった!』
などという後悔を防ぐことができます。
しかも、相談料は全て無料で式場が決まった後も一切料金がかかりません。
式場をまだ決められていない方は、全く損はないので(むしろ得しかない)ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
【家族婚で人前式を挙げよう!】挙式の流れとオススメ演出5選まとめ
人前式で家族の絆を深めよう
いかがでしたでしょうか。
人前式は、普通の式と違って形式張ったものが一切ないので自分たちの思い描く式を作り出すことができます。
そして家族婚だからこそ生まれる絆もあります。
家族婚で人前式をお考えの方はぜひ、参考にしてみてください。
プレ花嫁専用ブログ
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このブログでは12年間ウェディングプランーをしていた経験を活かして、結婚式を控える花嫁さんや結婚式の準備中の花嫁さんに役立つアイディアや、現場にいたからこそ伝えられる結婚式を挙げる上でのポイントなどを書いています。
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