新婦手紙は親御さまへ今までの感謝の気持ちを伝えるものになりますが、思い出がありすぎる分、何を書いたらいいのか分からなくなる人も多いのではないでしょうか。
新婦手紙を書く時にはおさえておくべき3つのポイントがあります。
そのポイントはこちら、
- 便箋2〜3枚におさめる
- エピソードは2つに絞る
- 文末には今後の意気込みと新郎の両親への感謝を伝える
最後まで読んでいただくことで、驚くほど簡単に感謝の気持ちをまとめることができます。
ぜひ、新婦手紙の参考にしてみてください。

ポイント①新婦手紙は便箋2、3枚にまとめる
5分ほどの時間におさめるように手紙を書こう

まず、新婦手紙を書く上でまず大切なのは手紙を書く枚数です。
枚数は便箋2、3枚程度が好ましく読む時間的には3分から5分ほどが一番ベストな時間配分になります。
これ以上短すぎるとあっさりしすぎていて文章が抽象的になりやすくなります。
聞いているゲストも期待して待っていた新婦手紙があっさり終わってしまうと少し物足りなさを感じてしまいます。
逆にこれ以上長くなりすぎると間延びしてしまい新婦手紙がくどくなりすぎてしまいます。
そして便箋2、3枚にまとめるためには文章の構成が必要になります。
そこで次に文章をまとめるための構成ポイントをご紹介していきます。
新婦手紙を書くためのエピソード文章の構成
まずは構成をしっかりと作る

手紙を2〜3枚におさめるために、まずは文章の構成を作ることが大切になります。
そこで新婦手紙のポイント②に入る前に、まずは文章の構成を順番にご紹介をしていきます。
1.ゲストへのお礼をお伝える
結婚式では、親御さまはあくまでホスト側になるので、まずはゲストに手紙を書く断りとお礼を伝えるととても丁寧な印象になります。
『今日は、私たちの結婚式にお越しくださりありがとうございました。この場を借りて両親に感謝の手紙を読ませてください』
このように一言付け加えるだけで印象がグッとよくなります。
2.親御さまへの感謝を伝える
新婦手紙の冒頭は、具体的なエピソードトークの前に簡単に親御さまへの感謝を伝えましょう。
『お父さん、お母さん○年間大切に育ててくれてありがとうございました』
『今日、この日を迎えられたのはお父さん、お母さんが愛情を注いで育ててくれたおかげです』
このように最初に親御さまへ感謝の気持ちを伝えていきます。
ポイント②エピソードは2つに絞る
エピソードは具体的に

ここまで文章が完成をしたら、いよいよ手紙の核となるエピソードの部分に入っていきます。
そして、新婦手紙で一番重要な部分になるのがこのエピソードトーク部分になります。
そしてエピソードは、内容が抽象的過ぎたりエピソードが多すぎると内容が薄くなるので、2つまでに絞っていきます。
例えば、
『お父さんにはいつも色々な所に連れて行ってもらって何でも教えてもらい感謝してます。』
この文章だと、
- 色々な所に連れて行ってもらった
- 何でも教えてもらった
ということは分かるのですが具体的なエピソードがないため情景が想像しにくく、内容が薄っぺらく感じてしまいます。
ここで具体的なエピソードとして、
- お父さんと自転車でサイクリングに行ったエピソード
これにテーマを決めると『いつ』『どこで』『何をした』という内容が一気に具体的になります。
【例】
『お父さんとの1番の思い出は小学生の頃に自転車でサイクリングに行ったことです』
『10キロの道のりを疲れさせないように、しりとりをしながら走り、自動販売機を見つけるとジュースを買って休憩しながら暑い中走りました』
『お父さんは、いつも自分のことよりも私が楽しめることを優先してくれていました』
このように具体的なエピソードがあるとグッと情景が浮かびやすくなりゲストも感情移入がしやすくなります。
自分の心にあった気持ちを伝える
この、具体的なエピソードを紹介した後に自分の心の気持ちを親御さまに伝えることでより感謝の気持ちを伝えることができます。
【例】
『わたしは今でもあの道を通ると、この時のお父さんとの思い出が蘇ります』
『わたしにいつか子供ができたらお父さんが連れて行ってくれたように子供と自転車に乗ってサイクリングに行きたいです』
その時は伝えられなかった想いを伝えることで親御さまもその時の記憶が蘇ります。
また、新婦さまがその時の思い出を『そういう風に思っていてくれたんだ』と、親御さまも知ることができるのでエピソードに深みをだすことができます。
当別なエピソードではなく日常のエピソードでも十分感謝を伝えることができます。
【例】
『仕事をしながら毎日5時に起きて栄養のバランスを考えながらお弁当を作ってくれたお母さん、どんなに仕事で帰るのが遅くなってもご飯を作って寝ずに待っていてくれました』
『学生時代、人間関係で悩んでいる私に一緒に涙を流しながら朝まで話に付き合ってくれた』
このように普段過ごしてきた日常の中での感謝の気持ちも具体的な内容を入れることでその時の情景が浮かんできます。
情景を浮かびやすくすることで、より新婦手紙の内容に感情移入することができます。
ポイント③今後の意気込み、新郎の両親への感謝を伝える
文章の締め分をまとめよう

新婦手紙の文末は、これから歩んで行く自分たちの人生の意気込みを親御さまに伝えていきましょう。
【例】
『これからはお父さん、お母さんにもらった愛情を胸に〇〇さんと素敵な家庭を築いていきます』
『いつも心配ばかりかけていたけど私の周りにはいつも味方になって支えてくれる人がたくさんいるのでもう心配しなくても大丈夫だよ』
親御さまにとっては今まで育ててきた娘が巣立つ時、子育ての卒業になります。
その節目としてこれからは自分でしっかりと人生を歩んで行くという誓いを親御さまに立てていきましょう。
親御さまもこの言葉を聞いて安心する気持ちと子育ての卒業を実感することができます。
そして最後の結びにこれからお世話になる新郎さまの親御さまへ感謝の気持ちを伝えていきます。
【例】
『〇〇さんのお父さん、お母さん、初めてお会いした時からいつも優しく接してくださりありがとうございました』
『〇〇さんをこんなに優しくて素敵な人に育ててくれてありがとうございます』
このように相手の親御さまへの思いを伝えることで両家の家族の一体感が生まれてきます。
ぜひ、手紙の最後に新郎さまの親御さまに向けても感謝の気持ちを届けていきましょう。
これで完璧!【新婦手紙】を書く時に必須の3つのポイントまとめ
素直に自分の気持ちを親御さまに伝えよう

いかがでしたでしょうか。
新婦手紙は今まで素直に伝えることができなかった親御さまへの感謝をありのまま伝えることができる大切な時間です。
普段は恥ずかしくて言えなかったことも結婚式だからこそ伝えることができるのです。
この時にもらった新婦手紙は親御さまにとって一生の宝物になります。
自分の歩んできた人生を一度ゆっくりと振り返って思いのまま手紙を書いてみましょう。
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