祝辞や余興が長い!【披露宴の延長】を未然に防ぐ回避術の紹介

演出

披露宴時間を延長してしまうと費用はもちろん、ゲストへの配慮の部分でも損しかねない事態になってしまうのをご存知でしょうか。

そもそも披露宴は進行通り進めているのに、

『なぜ披露宴時間が延長してしまうのか。』

疑問に思う方も多いかと思います。

実は披露宴の延長する理由は9割型決まっており、そこをうまく進める事で披露宴の延長を未然に防ぐことができます。

そこで今回は、披露宴の延長で損しないための回避術をご紹介していきます。

ぜひ最後まで読んでいただいて、披露宴の延長を防いでいきましょう。

この記事を書いた人
  • ゲストハウスの元プランナー
  • プランナー歴12年
  • 1,000組以上の式に携わる

披露宴の延長でかかる負担

結婚式で損しないための備え

披露宴の時間は大体の式場で2時間30分という時間で決まっているところが多く、それ以上の時間になってしまうと『披露宴の延長』になります。

披露宴の延長には大きく分けて2つの負担があります。

延長料金の負担

まず、1番大きい負担が披露宴の延長料金の負担です。

延長時間は大体30分ごとにかかり、かかってくる費用としては、

  • 会場使用料
  • 司会者料
  • 音響料
  • ドリンク代

などがあります。

合計すると30分で、約10万円以上の料金が発生してしまうので防げるものなら披露宴の延長を防ぎたいですよね。

そしてもうひとつの負担が、ゲストへの負担です。

ゲストへの負担

ゲストの方も、結婚式以外に予定がある方も中にはいらっしゃいます。

特に、遠方からのご列席の場合、電車や飛行機などの帰りの時間が決まっている場合があり披露宴の延長になると途中退席しなくてはいけなくなります。

中には、披露宴の延長に気がつかず乗り遅れてしまったケースもありますので、新郎新婦さまの方でも配慮が必要になります。

ゲストはお開き時間には必ず帰れると思っている方も多いので披露宴時間はしっかりと決まった時間で押さえておきたいところですよね。

披露宴延長の原因とは

なぜ披露宴が延長になってしまうのか

披露宴が延長になってしまう理由はいくつかありますが、9割型はゲストへお願いしているスピーチや余興などの延長が原因になります。

そもそも、最初に進行を組む段階では2時間半でおさまるようにプランナーも司会者さんも進行を組みます。

中には、やりたい演出が多い方やお色直しを何回もやりたいと希望され2時間半の時間内に収まらない方もいますが、その場合は最初から延長をするプランで進行を組みます。

最初は2時間半で収まっていた進行が延長してしまう理由は、

  • 主賓の挨拶の延長
  • 余興時間の延長

こちらが、主な原因となります。

主賓のあいさつの延長理由とは?

主賓のあいさつが長くなってしまうのはナゼ?

まずは、主賓のあいさつの延長です。

主賓のあいさつは、披露宴の最初に行われる祝辞や乾杯のあいさつがあります。

一般的には新郎新婦さまの会社の上司にお願いをしますが、この場面で予定より30分も延長してしまったケースも多くあります。

主賓のあいさつは進行上では1人5分の時間で組まれることが多いのですが、中には1人で20分近く話される方もいらっしゃいます。

特に悪循環なのが、最初にあいさつをする新郎側の上司が長くなると次の新婦側の上司も長く話さないといけないと感じお互いあいさつが長くなってしまうことです。

特にアドリブでスピーチなどができる上司の方は注意が必要になります!

主賓のあいさつの延長を防ぐ方法

祝辞・乾杯の延長を防ごう

上司のあいさつを時間内に収めてもらうためには、事前にあいさつにとってある時間を伝えることが大切です。

上司だと言いにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

『当日、あいさつで3分から5分ほどのお時間をおとりしてありますので、どうぞ宜しくお願い致します。』

このように伝えると嫌味なく上司からしても自分のあいさつ時間が分かるのでスピーチの内容を決めやすくなります。

また、乾杯のあいさつの際は、『乾杯!』というご発声だけをいただくのか、がっつりあいさつもされるのかを確認できると進行を組む際に時間配分がしやすくなります。

事前に、あいさつが長くなりそうだなと感じる時は祝辞や乾杯の時間を長めにとるようにしていきましょう。

主賓のあいさつが長くなる場合の対処法

順番の入れ替えをしよう

事前に上司に所要時間を伝えても、どうしても話の長くなってしまう方もいらっしゃいますよね。

『上司のあいさつが5分で終わるわけがない。。。』

そんな諦めモードの方には、もうひとつ対策をご紹介します。

それは、祝辞と乾杯の順番の入れ替えです。

一般的には、祝辞が終わった後に乾杯のご発生をいただくことが多いですが、そうなると披露宴でお出しする料理の提供時間も遅くなります。

料理は、乾杯の発生が終わった後にお出しするので、祝辞が延長してしまうと必然的に料理がでてくる時間も遅くなります。

料理の提供時間が遅くなることで、ゲストの待ち時間が長くなるだけではなく料理の提供時間が披露宴時間に間に合わず延長してしまうケースもあるのです。

そこで、祝辞と乾杯の順番を入れ替えます。

乾杯のご発生のあとに料理が提供されてから祝辞をいただきます。

乾杯を先にすることで料理時間が押してしまうことを防げるほか、ゲストもお食事を召し上がりながら祝辞が聞くことができます。

スピーチの順番を気にされる上司や少し細かい上司の方には、

『料理時間の兼ね合いで乾杯のご発生のあとの祝辞になります。』 

と一言断っておくととても丁寧です。

余興の延長理由とは?

余興が延長してしまう大きな理由

続いてご紹介をするのは、余興の延長です。

余興といえば友人にお願いをしてやってもらう出し物ですが、進行上では5分〜10分ほどで時間をとります。

カラオケや、DVDの上映であれば5分ほどで終わることが多いですが、最近は凝った余興も多く、ダンスやゲームなどの余興になると10分以上かかる場合もあります。

また、余興が延長してしまう理由のひとつに段取り不足もあります。

ダンスやゲームなどの余興の場合、着替えがあったり準備する小道具があったりと余興を始める前にバタバタと時間がかかってしまいます。

余興の延長を防ぐ対処法

段取りを完璧にしておこう

 まず、第一段階として披露宴の進行がつめつめの場合は、

『余興時間を5分でお願いします。』

とあらかじめ時間を伝えるようにしましょう。

余興の内容が決まってからではご友人も時間を短くすることができなくなってしまいます。

また余興をお願いする際は、所要時間の確認の他に着替えの有無などは確認をし担当プランナーに伝えておきましょう。

着替えに準備時間がかかる場合は先に着替えのない方の余興をお願いするなど段取りを組むことができます。

当日になって慌てないためにも余興の代表の方に一度式場に連絡をしてもらい必要な物や段取りを伝えてもらうなどしていきましょう。

祝辞や余興が長い!【披露宴の延長】を未然に防ぐ回避術の紹介まとめ

披露宴の延長を防いで損をなくそう

いかがでしたでしょうか。

進行をうまく組み込んでも当日に思わぬハプニングはつきものです。

事前にしっかりと段取りをして披露宴の延長で損をしないように気をつけていきましょう。

プレ花嫁専用ブログ

 ブログをご覧いただきありがとうございます。

このブログでは12年間ウェディングプランーをしていた経験を活かして、結婚式を控える花嫁さんや結婚式の準備中の花嫁さんに役立つアイディアや、現場にいたからこそ伝えられる結婚式を挙げる上でのポイントなどを書いています。

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