結婚式の挙式といえば新婦さまとお父様がバージンロードを歩く入場シーンが印象的ですが、最近では、ベールダウンのセレモニーに注目が集まってきています。
そして、このベールダウンにはいくつかやり方があるのはご存知でしょうか。
どのようにベールダウンのセレモニーを行うかで同じベールダウンでも違ったシーンを作りだすことができるのです。
そこで今回は、
- ベールダウン3つのシーンの作り方
- ベールダウンのコツ
- ワンポイントアドバイス
こちらをご紹介させていただきます。
少し意識をするだけでベールダウンの見え方が全然変わってきますのでぜひ参考にしてみてください。
ベールダウンはどういった意味があるの?
花嫁を守るためのベール
新婦さまの花嫁アイテムとして身につけているベール。
なんとなく付けている新婦さまも多いかと思いますが、実はベールにはちゃんとした由来があるのをご存知でしょうか。
新婦さまの付けるベールには、魔除けの効果があるとされています。
ベールをかぶることで邪気を払い、悪魔から身を守るためにベールで顔を隠しているのです。
また、かぶったベールを挙式中に新郎さまが上げるシーンがありますが、これはベールを上げることで2人の間に隔たりがなくなったことも意味しているのです。
ベールにそんな意味があるなんて知らなかった
ベールはただ、新婦様をキレイにみせるためのものじゃないんだよ
ベールダウンセレモニーのシーン作り
ベールダウンにも色々なパターンがある
ベールダウンのセレモニーはシンプルに見えて色々なパターンのやり方があるのです。
一見ベールを下ろすだけのとてもシンプルな流れに思えますが、ベールダウンのセレモニーにも色々なパターンがありそれぞれで見え方が変わってくるのです。
ベールダウンセレモニーのやり方を変えることで同じことをしていても全く違う雰囲気のシーンを作りだすことができます。
では、それぞれのベールダウンセレモニーの流れと特徴をご紹介していきます。
新婦さまとお母さま2人で作るベールセレモニーのシーン
新婦さまとお母さまをクローズアップ
まずは、新婦さまとお母さまで作るベールセレモニーのご紹介です。
- 新郎さま入場
- 扉前に新婦とお母さまがスタンバイ
- お父さまは扉の横手でゲストに見えない位置でスタンバイ
- 扉が開いたら新婦さまとお母さまが向かい合う
- 新婦さまは少しかがみベールを下ろしてもらう
- その後、お母さまは横手にはける
- お父様が扉前に移動し、新婦さまと腕を組んで入場
挙式の入場はお父さんのイメージが強かったけど、これならお母さんにもスポットが当たっていいね
新婦さまとお母さまの2人だけのシーンが作れるんだよ
新婦さまとお母さまとお父さま3人で作るベールセレモニー
家族3人の絆を深めるシーン作り
ベールダウンセレモニーで家族3人のシーンを作ることもできます。
先ほどのシーンは新婦さまとお母さまだけが扉の前でスタンバイをしていましたが、お父さまも一緒にスタンバイをしているパターンでシーンを作っていきます。
- 新郎さま入場
- 扉前に家族3人でスタンバイ
- 扉が開いたら新婦さまはお母さまと向かい向かい合う
- ベールを下ろしてもらう
- お母さまは横手にはける
- 新婦さまはお父様と腕を組んで入場
先ほどとの違いは、親子3人でのシーンがあるかないかの違いです。
このパターンだと同じ空間の中に3人でいることになるので親子3人の繋がりを感じられるのと、お写真にも3人で並んだお写真を残すことができます。
入場前の親子3人のシーンは感慨深いものがあるね
親御さまも今まで育ててきた新婦さまの旅立ちだから、2人で見送る感じがして素敵だよね
教会の中で行うベールダウン
ベールダウンセレモニーをより厳粛な雰囲気に
先ほどご紹介をしたベールダウンのセレモニーは教会の外で行うベールダウンのセレモニーでしたが、こちらは教会の中で行うベールダウンのセレモニーになります。
- 新郎さま入場
- お母さまは教会の外ではなく、中の扉横付近でスタンバイ
- 扉が開いたら新婦さまとお父さまが腕を組んで教会の中に進む
- お母さまのいる場所まで来たら一度立ち止まる
- お父さまと腕を外しお母さまと向かい合う
- ベールを下ろしてもらう
- お父さまと腕を組み直し再度歩いていく
教会の外で行われるベールセレモニーのシーンより、教会の中に進んでベールダウンを行うことでよりベールダウンのセレモニーを引き立たせることができます。
また、静寂の中で新婦さまとお父様が教会に進み、ベールダウンを行うことでよりベールダウンセレモニーの厳粛な雰囲気を出すことができます。
教会の中でベールダウンのセレモニーをすると緊張感がまた違いそうだね
より厳粛な雰囲気でベールダウンセレモニーをすることができるよ
ベールダウンのセレモニーで気をつけたいポイント
これを意識するだけで見え方が変わる
ベールダウンはシンプルな動きに見えますが、ベールダウンを綺麗に見せるためには気を付けるポイントがいくつかありますのでご紹介をしていきます。
気をつけるポイント①新婦さまのベールダウンの際のかがみ方
まず、最初に気をつけるポイントは新婦さまのベールダウンの際のかがみ方です。
一見、ただ普通にかがんでいるだけのような感じがしますがポイントがります。
それは、頭を斜めに倒してかがむのではなく、頭はまっすぐに腰から足を曲げてかがみます。
これは、頭を斜めにして下げることでティアラが落ちてしまう可能性があるのを防ぎます。
ティアラは、ピンで固定されていますが重さもあるため、頭を下げすぎるとずれ落ちてしまう危険性があります。
かがむ際は頭を下げずに腰でかがむように気をつけましょう。
気をつけるポイント②新婦お母さまのベールを下げる時の立ち位置
次に気をつけるポイントは新婦さまのお母さまのベールを下げる際の立ち位置です。
予行練習の際は、新婦さまがドレスを着ていないため、何の問題もなくスムーズにベールダウンを行うことができますが、本番はボリュームのあるドレスを着ています。
そのため、ドレスを踏まないように引け越しになってベールをあげてしまうお母さまが多いのですが、そうするとベールがキレイに下がらないだけではなく、写真に写った際もぎこちない感じになってしまうので注意です。
お母さまのポイントとしては、ベールを下げる際に自分の足を新婦さまのドレスに近づけることをオススメします。
特にボリュームのあるドレスを着る場合は、ドレスの中にお母さまの足を入れることで新婦さまとの距離が近くなりベールが下げやすくなります。
また、ベールを下げる時の姿勢もキレイに保てるため、ベールを下げる時は足の位置に気をつけてみてください。
気をつけるポイント③ベールを下げた後の確フェイスベールの確認
最後にご紹介をする気をつけるポイントは、ベールを下げた後の最後の仕上げ場面です。
ここが1番抜けやすいポイントになります。
ベールを下げることに一生懸命になってしまい、ベールを下げたあとはサッと横にはけてしまうお母さまも多くいらっしゃいます。
しかし、ベールを下げた時にフェイスベールがきちんと下りていなかったり、ベールの裾がめくれていたり、顔の部分にたくさんシワがよっていることがとても多くあります。
下されたベールを新婦さまが自分で治すわけにはいかないので、フェイスベールが整っていないまま歩き出さなくてはいけなくなってしまいます。
せっかくのバージンロードのシーンをめくれたベールで歩くのはもったいないですよね。
お母さまは、ベールを下ろした後に、フェイスベールの両端を持ってベールをキレイに伸ばしてあげましょう。
また、そのシーンを作ることで写真に写した時にとても感動的で美しいシーンとして残すことができます
お母様の「いってらっしゃい」という声が聞こえてきそうです。
【ベールダウンセレモニー】気をつける3つのポイントと感動するシーン作りまとめ
ベールダウンセレモニーで家族の絆を深める
いかがでしたでしょうか。
ベールダウン1つとっても色々なやり方やシーンの作り方があり、家族の絆を再確認することができます。
ベールダウンセレモニーには、今まで愛情をたっぷり注いでくれた親御さまが新婦さまにする最後のお支度です。
家族と過ごした日々を思い返しながらお母さまの愛情を感じてバージンロードを歩き出しましょう。
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