招待状は、発送までに行う手順がいくつもあり、何かと準備に時間がかかります。
そして、招待状には色々なマナーやマニュアルがあり頭を悩ませる新郎新婦さまも多くいらっしゃいます。
そこで今回は招待状を出す際のマニュアルを段階ごとに分かりやすくご紹介をしていきます。
これを読んでいただくと、招待状の準備から発送までの流れが分かるので、スムーズに作業が進みます。
特に、招待状を手作りされる方や、宛名書きをご自身でされる方への注意ポイントも解説していますので、ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてみてください。
招待状発送までの段取り
列席ゲストの名前と住所を確認しよう
招待状の発送までは色々な準備が必要で、招待状を発送するまでに何かと時間がかかります。
まず、招待状を発送する上で1番に取り掛かることは列席ゲストのリストアップです。
リストをもとに招待状を出す世帯数を把握し、宛名や住所を書く際にはリストが必要になるため、結婚式が決まったらすぐに招待するゲストの名前と住所を確認しデーターに打ち込みをしていきましょう。
招待状の発送の際によくあるのがゲストの名前の漢字の間違いです。
宛名を間違えて発送するのは大変失礼になりますので招待状の発送までに必ず漢字も間違いがないか再度確認を行っていきましょう。
招待状のデザインの選び方
結婚式のテーマに合わせた招待状を選ぼう
列席ゲストのリストが完成したら、招待状のデザインと本状の文章を選んでいきます。
デザインは和風な縦書きのものから、キャラクターデザインのもの、ハガキタイプのものなど数多くあります。
招待状は自分たちの結婚式のテーマに合ったデザインのものを選ぶと統一感が出ます。
テーマがまだ決まっていない新郎新婦さまはどういう雰囲気の結婚式にしたいのか、和の雰囲気を出したいのか、ナチュラルな雰囲気にしたいのか、プリンセスな可愛い雰囲気がいいのかを考えてからデザインを決めることをおすすめします。
招待状のデザインがたくさんで迷っていたけど、結婚式のテーマと合うデザインを選べばいいんだね。
招待状と席次表や席札はデザインを揃えるパターンが多いから披露宴会場の雰囲気に合うデザインを選ぶとまとまりがでるよ。
招待状本状の文章の選び方
ゲストの層に合わせて文章を選ぼう
招待状のデザインが決まったら、いよいよ招待状の文章を決めていきます。
招待状の文章はいくつも例文があり、迷われる新郎新婦さまが多いですが、文章の構成は大きく分けると3通りになります。
本人主体の文章
こちらは新郎新婦本人が主体となり列席者を招待する文章構成になります。
『この度わたし達は結婚することになりましたので結婚式にご列席ください』
というようなニュアンスの文章の下に新郎新婦本人の名前がきます。
本人主体の文章は結婚式の段取りも費用も全て新郎新婦さま本人で行う場合や、列席者の中心がご友人になる場合、カジュアルな雰囲気の結婚式の場合はこちらの文章をおすすめします。
本人主体の場合は、返信ハガキの宛名や封筒の差出人も新郎新婦本人の名前になります。
すでに入籍をしている場合や一緒に住んでいる場合は、返信ハガキを新郎新婦で分けずに連盟にして新居の住所を記載することもできます。
本状の名前や封筒の差出人には新しい名前の後ろに(旧姓〇〇)と表記しましょう。
両親主体の文章
こちらは本人主体とは逆で親御さまが列席者を招待する文章になります。
『〇〇家長男と△△家長女が結婚することになりましたので結婚式にご列席ください』
このようなニュアンスの文章になり、文章の下に親御さまの名前がきます。
こちらは結婚式を親御様主体のもと挙げられる方や、親族が中心のかっちりした結婚式をする場合に選ばれる文章になります。
両親主体の文章になるので、返信ハガキの宛名や封筒の差出人は親御さまのお名前になります。
新郎新婦と両親の連名の文章
こちらは新郎新婦さまと親御さま両方のお名前で出す連名の文章になります。
連名には、本人主体と両親主体の2パターンがあり、本人主体の場合は、
『この度わたし達は結婚式をあげることになりましたので結婚式にご列席ください』
この文章の後に新郎新婦本人の名前が入り、その後に、
『若い2人のために結婚式にご列席ください』
という内容の文章と親御さまの名前が入ります。
本人が主体の文章になるので、返信ハガキや封筒の差出人は新郎新婦本人になります。
両親主体になるとその逆のパターンになります。
文章がありすぎて迷っていたけど、自分たちの結婚式のスタイルに合わせて文章を選べばいいんだね。
親御さまが結婚資金を出す場合は親御さまの名前で、自分たちで資金を出す場合は自分たちの名前で招待状を出す方が多いよ。
招待状の封筒の宛名書き
宛名書きのマニュアル
招待状が届いたらいよいよ発送の準備です。
まずは、封筒に列席ゲストの宛名書きを行なっていきます。
招待状の宛名書きは、結婚式場で頼む場合は印刷の文字と手書きの毛筆文字で頼むことができます。
本来は毛筆が丁寧とされていますが、印刷文字でも失礼には当たりません。
金額は印刷文字で1枚150円ほど、毛筆文字で1枚200円ほどの金額がかかってきます。
宛名書きをご自身で行う場合は、毛筆で手書きをするか印刷の場合は毛筆文字の印字で宛名書きを行いましょう。
宛名の書き方
宛名を書く際は、手渡しできるゲストの方には住所は不要で名前のみを書きます。
家族で招待をする場合は、家族全員の名前を書きます。
その際、世帯主の方の名前から書き、小学校3、4年生くらいまでのお子様には敬称は『様』ではなく『くん・ちゃん』で書きます。
また、1世帯に4人以上いる場合は世帯主のお名前だけを書き、世帯主の名前の下に「ご家族ご一同様」と書きましょう。
招待状の封詰・切手貼り
招待状の封詰・切手貼りのマニュアル
招待状に入れる物は、
- 本状
- 結婚式場までの地図
- 余興やスピーチなどの依頼の付箋
- 返信ハガキ
これらのものがあります。
まずは返信ハガキに63円切手を貼ります。
(2024年3月時点)
切手は結婚式では慶事用の寿切手を貼るようにしましょう。
慶事用の切手は郵便局で買うことができます。
封詰は郵送か手渡しかで入れ方が変わってきますので、それぞれ見ていきましょう。
郵送の場合
郵送の場合は、招待状のおもて面が封筒のおもて面に向くように入れます。
(郵送の場合、封筒を糊付けするため、封筒の横をハサミで切って取り出すケースが多いので、封筒の表面側に招待状の表面が来るように入れます。)
招待状が見開きのタイプであれば、中に式場までの地図や付箋、返信ハガキを挟んでおくとコンパクトにまとまります。
封詰が終わったら、封筒に糊付けしシールを貼ります。
封筒のおもて面に慶事用の寿切手を貼ります。
封筒に貼る切手は招待状の重さや大きさによって異なりますので必ず郵便局で重さを測ってもらってから切手を購入するようにしましょう。
手渡しの場合
手渡しの場合は、招待状のおもて面が封筒の裏面に向くように入れます。
(手渡しの場合は封筒を糊付けしないため、封筒の裏面から取り出した時に招待状のおもて面が見えるようにします。)
手渡しの場合は、封筒の切手は不要です。
封筒の糊付けも行なわずにシールのみを貼ります。
招待状の発送と返信ハガキの期日はいつ?
招待状の発送時期と返信ハガキの期日
続いて、招待状の発送時期と返信ハガキの期日時期についてご紹介をしていきます。
返信ハガキの時期
招待状の発送ですが、大体3ヶ月前から2ヶ月前に発送をします。
発送する日は大安か友引が消印になるように発送の段取りを行っていきましょう。
手渡しで渡す場合も大安、友引に渡せるようにしていきましょう。
返信ハガキの期日時期
招待状には返信ハガキを返す期日が記載されますが、この期日はだいたい挙式の1ヶ月前より少し早めの期日に設定をします。
1ヶ月前ギリギリになると欠席の方がいた場合の料理や引出物のキャンセル料がかかる場合があるので1ヶ月より余裕を持って返信期日を設定するのが無難です。
早く出欠をいただく方が、席次表を決める時などの打ち合わせの段取りも組みやすくなります。
返信の期日は5日、10日、15日、20日、25日、30日などキリの良い日で設定すると分かりやすくなります。
ここまで来たらあとは、ゲストからの返信を待つのみになります。
これで完璧!【結婚式の招待状】宛名書きから発送までの完全マニュアルまとめ
段取りよく招待状の発送をしよう
いかがでしたでしょうか。
招待状は発送までの準備に何かと時間がかかりますが、段取りよく作業を行い少しでも負担を減らしていきましょう。
今は、招待状のデザインが幅広く増えているので結婚式のテーマをイメージしながら新郎新婦さまで楽しんで決めてみてください!
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