結婚式には様々なアイテムの費用がかかりますが、その中で群を抜いて費用がかかるのが『引出物』になります。
引出物の費用を抑えるためにはまず、引出物の一般的な相場や品数、商品を知る必要があります。
その中で、どういう引出物を選んでいけば費用を抑えることができるかを知ることで引出物にかかる費用をグッと抑えることができるようになります。
そして、ただ費用を抑えるだけではなくゲストに喜ばれる引出物選びが可能になります。
今回、ご紹介をする引出物の費用を抑える3つのポイントを知ることで15万円以上引出物の費用を抑えることもできます。
今回ご紹介をする3つのポイントは
- 引菓子は洋菓子を選べ
- 記念品はカタログを選ぶな
- 低予算アイテムの高級品を選べ
この3つになります。
ぜひ、最後まで読んでいただき引出物選びの参考にしてみてください。
結婚式の引出物の平均費用はいくら?ゲストによる違いは?
列席ゲストの層によって引出物の中身を変えよう
引出物の費用を抑える3つのポイントをご紹介する前に、まずは費用を抑える上で大切な『自己負担額』の計算式方法を簡単にご紹介していきます。
ここを理解しておくことで、費用の抑え方が具体的になり、費用をグッと抑えやすくなります。
結婚式の費用は、『ご祝儀』でまかなえない部分の費用、つまり自分たちで準備が必要な費用を『自己負担額』と言います。
まず、結婚式には列席する層が分かれており、
- 親戚
- 会社上司
- 友人
に分類されます。
この3パターンは頂くご祝儀の金額の違いによって分けられているのですが
【親戚】12,000円前後
【会社上司】8,000円前後
【友人】5,000円前後
が一般的に多い引出物費用になります。
例えば、友人の場合はご祝儀目安が3万円になります。
この3万円でゲストへのおもてなしの部分
- 料理
- ドリンク
- ケーキ
- 引出物
これらを抑えると『自己負担額』が少なくなってきます。
(例)
【料理10,000円】+【ドリンク4,000円】+【ケーキ1,000円】+【引出物5,000円】=20,000円
これに消費税やサービス料を足すと約24,000円くらいになります。
ご祝儀額が30,000円だとすると6,000円黒字部分が出てくる計算になります。
友人1人に対し6,000円黒字になると友人が30名いた場合、
6,000円×30人=180,000円
友人だけで18万円も費用を抑えられるようになります。
18万円浮いた分で、他の部分の費用にも当てることができるようになります。
ただし、あまりにもおもてなし部分を節約すると『ケチられた』という印象も与えかねません。
そこで大切なのが、費用を抑えながらもゲスト満足度を高めることになります。
まずは、満足度の高い引出物を選ぶ上で大切な結婚式のマナーの引出物の品数についてご紹介をしていきます。
結婚式の引出物の品数は何品つけるのがマナー?
親族・友人によって違う引出物の品数
結婚式の引出物の費用を抑える上で知っておくべきことが、引出物の品数になります。
引出物は割り切れない数字で7、5、3品と付ける方が多くなります。
ゲスト別で見てみると
【親族】5品〜7品
【会社上司】3品〜5品
【友人】3品
が、平均的な品数で付けられています。
しかし品数も時代とともに少しずつ変化しており、昔は親族にも5品や7品と数多くつけていましたが最近では、
『量が多いと持ち帰るのが大変』
『実際貰っても使わない、食べない物が多い』
と、いうことで品数を減らして中身を充実させる方も増えてきています。
昔は、食べきれないほどの料理、豪華な引出物を付けることが『おもてなし』とされていましたが、最近ではゲストが本当に必要なものや喜ぶものを贈ることが『おもてなし』とされています。
引出物の品数を減らしても、相手が喜ぶものをきちんと選ぶということが費用を抑える上で重要になってきます。
引出物の費用を賢く抑える①引菓子
相手の状況に合わせたお菓子選び
それでは、ここから引出物の費用を抑えるための3つのポイントをご紹介していきます。
まず、最初にご紹介をするのは引出物に欠かせない『引菓子』についてです。
引菓子は1,000円〜3,000円ほどの引菓子が多くなります。
その中でも和菓子は、お饅頭やバームクーヘンなど洋菓子に比べて費用が高いものが多くなります。
洋菓子であれば1,000円前後のものも多いため、和菓子を選ぶよりも費用を抑えることができます。
1,000円の引菓子の違いでも世帯分となればかなり大きい額になります。
引出物をつけるゲストが50名いた場合、
1,000円×50世帯=50,000円
引菓子で5万円の費用を浮かすことができます。
最近では、デニッシュなども引菓子として人気の商品になるので喜ばれる引菓子をぜひ選んでみてください。
引出物の費用を賢く抑える②記念品
人気のある記念品の紹介
続いて記念品をみていきたいと思います。
記念品はお皿やグラス、鍋など幅広く品物があり、記念品で費用がグッと高くなる傾向にあります。
また、数ある記念品の中から1つ品物を選ぶのが大変ということでカタログギフトを選ぶ方も多くいます。
しかし、カタログギフトだと安いものでも2,500円〜3,000円ほどし、結婚式によく出席している方だとカタログギフトの内容で大体の金額が分かるという方もいらっしゃいます。
(わたしもカタログギフトの内容を見たら、いくらのカタログギフトかが分かるようになりました・・。)
友人であれば、2,500〜3,000円のカタログギフトで妥当な金額なのですが、
上司や親戚には、いただくご祝儀も多くなるので、あまり安すぎるカタログギフトを付けるのは気が引けてしまいます。
しかし、カタログギフトではない実際の品物では1,000円〜2,000円くらいでも十分かわいいグラスやお皿など多くあります。
友人につける引出物もカタログギフトだと最低でも2,500円ほどかかってしまいますが、カタログギフトではなく品物を選んで贈れば1,000円、2,000円でも十分喜ばれる品物が贈れます。
親戚にも5,000円〜8,000円のカタログギフトを付けずに、3,000円くらいでも喜ばれるステキな品物を贈ることができます。
そのため、費用を抑えたい方にはカタログギフトよりも品物を付けることをおすすめします。
品物で1人2,000円抑えることが出来れば、ゲストが50人いた場合、
2,000円×50世帯=100,000円
記念品だけで10万円も費用を浮かすことができます。
また、品物に特別感を出すことで記念品の価値をグッとあげることもできます。
特別感を演出する記念品
例えば、結婚式にもらった物と分かるようにゲストの名前が入った記念品なども人気があります
こちらは、お箸にゲストの名前を入れられる記念品になるのですが、記念品だけではなく席札代わりとしても使える一石二鳥アイテムなのです。
また、このお箸を使って披露宴中の料理を食べてもらうこともできるので料理の面でも特別感を出すことができます。
お箸をプチギフトや席札代わりの品物として費用をまわせば、浮いた費用でもう1品1,000円くらいのグラスなどを贈ってもカタログギフトを付けるより費用も抑えられインパクトもあります。
1人1人の名前が入ったモノは手間がかかっているのが分かるので贈った側の気持ちも伝わりやすく結婚式ならではの記念品感を出すことができます。
引出物選びは記念品で費用を抑えることが1番の近道であり、気持ちが伝わるものになります。
費用を抑えてもかわいい、2人らしい記念品を選んでゲストに喜んでもらいましょう。
価格:800円 |
引出物の費用を賢く抑える③その他の引出物
もう1品付けたい時におすすめの引出物
最後にご紹介をするのは、引出物にもう1品プラスしたい時に使える引出物です。
引菓子、記念品ときて、あと1品何を贈ろうか迷ったときにおすすめしたいのは自分では買わないけど、あると嬉しいものを贈ることです。
言い換えれば、『欲しいけど、これにこの値段を出すのは勿体無い』と、思われるものです。
例えば、調味料の場合、料理で必ず必要になる塩や醤油などがあります。
同じ1,000円のものを付けるにしても塩・胡椒・醤油・味噌がセットになっているけど、どのメーカーのものか分からないという物よりも、『1本だけど、1,000円するミネラル豊富なヒマラヤ岩塩のお塩』と、いうブランディングがしっかりされているものを贈る方が特に女性は喜ばれます。
料理をされる方であれば、『少し高級なオリーブオイル』なども喜ばれます。
引出物の費用は抑えつつ、『良いものをもらった』と思われるものを贈ることが大切になります。
今の時代の傾向としても、量やボリューム重視の引出物を選ぶよりも、希少価値の高い1品を贈る方が時代的にもあっています。
あと1品、何を付けるか迷った際はぜひ、ここを意識してみてください。
【引出物の費用】15万円抑える重要な3つのポイントを徹底解析まとめ
費用を抑えてもゲストに喜ばれる引出物を選ぶには
いかがでしたでしょうか。
結婚式の費用はどこで金額を抑えるかがとても重要になってきます。
その中でも引出物は、賢く選ぶことでかなり費用を抑えることができます。
そして、費用を抑えるだけではなく『本当に喜ばれるもの』をゲストに贈ることができます。
数ある中から引出物を選ぶのは大変ですが、そこも楽しみながら引出物選びをしてみてください。
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このブログでは12年間ウェディングプランーをしていた経験を活かして、結婚式を控える花嫁さんや結婚式の準備中の花嫁さんに役立つアイディアや、現場にいたからこそ伝えられる結婚式を挙げる上でのポイントなどを書いています。
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